自然が産んだ芸術
今の季節にぴったりの、華やかなバイカラートルマリンでリングを作成させていただきました!
縦長のバゲットカットを縦向きに配置したので、モダンな印象です。
デザインはシンプルなので、ピンクとグリーンのコントラストが際立った芸術的なリングになりました。
華奢なラインですが、とても存在感があります。

トルマリンは多様な色が存在する宝石です。
特に、一石の中に2つの色が入っているバイカラートルマリンは、まさに地球が生んだアート。
結晶が成長する過程で環境の変化をうけ、色に影響する成分がそれぞれ別のタイミングで入り込むことで生まれます。
色の成分は、トルマリンに含まれている様々な金属元素の違いによるものだそう。
そして、バイカラーの色の組み合わせも、その結晶ごとに異なってきます。
例えば、鉄やチタンが含まれれば、黒や青、緑色に。
マンガンは赤、ピンク、黄色になり、クロムは強い緑色。
バナジウムは青緑色で、銅は青、緑、紫青色に発色するんです。

こんな美しい色あいが自然から生まれるなんて、改めて、本当に不思議です。
今回は、元々お持ちだったルース(裸石)をカタチにさせていただきました。
カジュアルな雰囲気のリングなので、たくさん活躍することを願っております♪
この度は、大切なバイカラートルマリンの加工をMOODにお任せいただき、誠にありがとうございました!
2021年07月10日 | Posted in Works