何かを考えたり感じたり
こんにちは!
突然ですが、最近映画を観るようになりました。
映画ってあまり観ることがなかったんですが、たった1〜2時間で、まったく別の世界に行けるなんて、本当にすごいことですよね。
きっかけは、シネ・リーブルに映画を観に行ったこと。
たまたま見かけた広告で気になった「ファーザー」という作品が観たくて、久々に映画館へ足を運びました。
あらすじもほとんど読まずに行ったのですが、本年度アカデミー賞の主演男優賞・脚色賞受賞を受賞した作品であることを、観賞後に知りました。納得です。
主人公である、80歳を越えた高齢の老人アンソニーの記憶が、認知症により曖昧になっていくというストーリーです。観ている自分がその世界を体感しているような錯覚に陥ります。
戸惑いや不安。
観ていて、胸が苦しくなります。ハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもない。
少しずつですが、確実に進行していく認知症の現実。
誰もが目を背けられない、いつか必ずやってくる”老い”を、美しい世界観で表現した作品です。
何よりも、主演のアンソニー・ホプキンスの演技は衝撃でした。
無意識に引き込まれてしまうんです。
そして、ちょっとした描写や目に飛び込んでくる世界観に、美しさを感じたこと。
まさに芸術です。
それから、時間があれば、映画を観るようになりました。
日常から頭を切り離して、何かを考えたり感じたりする時間はとても貴重ですね。
おすすめの作品があれば、ぜひ教えてください!
2021年06月09日 | Posted in Blog